とても暑い夏の空気が入れ替わり、気持ちの良い風と共に園庭にはたくさんのトンボが飛び交っています。子どもたちは虫取り網を持って一生懸命追いかけ、捕まえています。園の北側にある栗も実り、各クラス、栗拾いをしました。
先日、職員全員で園内研修をしました。今年度、外部研修を受けた職員(齊藤・根岸・華子・桃子)が内容を共有し、さくら学園ではどのように実践できるか話し合いました。
すべての研修には2つの共通点がありました。「自発的である」「楽しむことができる」ということです。この2つ自体も表裏一体で、自発的であるから楽しめ、楽しめるから自発的になります。さくら学園の活動は、様々にありますが、やらせるのではなくやりたくなるようにすることを大切にしてきたつもりでしたが、今一度、その点をより一層大切にしていきたいと思う研修になりました。
振り返れば、ハードな活動や練習をしたとしても「もう終わりなの?」「まだしたい!」という言葉が出る時と、気が散って心ここにあらずという時があります。子ども達が、楽しくて興味が沸くような言葉がけや活動をできるように工夫を重ねていきたいと思います。ご家族の皆様も、「学び=大変・頑張らなければならない」という認識がありましたら「学び=楽しい」へ変えて頂き、そういった言葉がけを意識して頂けると、より一層、自発的な学ぶ力が付いていき、これからの学びの姿勢の基礎となっていくと思いますので、気をつけて頂けたらと思います。
また、研修の中で自発的な意欲・集中力・注意力や感情のコントロールの土台となるのが睡眠と休息だと学びました。睡眠が不足すると色々な脳の機能がうまく働かなくなります。
質の良い睡眠にするためには、晩御飯を食べて90分後にお風呂。その90分後に寝るのが理想だそうです。時間的に難しい場合は60分間隔にし、ご家庭の時間を決めて毎日を過ごしてみましょう。また、お風呂の後はテレビやスマホ等を見せるのを止めるとぐっすり眠ることができます。先日、ご家族皆で寝る前のテレビ等を止めましたというお話を伺い、感動いたしました。習慣を変えることは勇気が要りますが、それによって集中力・意欲や感情のコントロールができるようになることは大きな収穫になります。
それぞれのご家庭に合わせたルーティーンを考えてトライしてみましょう!
園長 尾曽越 桃子