8月に引き続き、9月も暑い日が続いています。9月も後半になってやっと朝夕涼しくなり、秋を感じるようになりました。最近は、運動会の練習に励む姿がほほえましく、力いっぱい頑張っている練習の成果が実る運動会になればと思います。寒暖の差が激しいので、体調管理が難しく発熱する人が多いです。体調不良をぶり返すお子さんもいらっしゃいますので、9月のお便りを今一度読んでいただき、38度以上の発熱があった場合は解熱して24時間経ってからの登園をお願いします。
さて、さくら学園は自主自律ができる子どもの育ちを願っています。自主、つまり主体は親や先生ではなく子どもです。危険回避や失敗を恐れたり、あるいはしつけのために指示や命令が多くなったりすると、子どもの経験は激減し、子どもの自然な成長を妨げることになります。あくまで子どもが主体ですから、経験すべき失敗や危険なこと、喜怒哀楽に繋がることを数多く経験することが重要なのです。そうすることで、子ども達には刺激となって脳に伝わり、処理の為に脳が働き、脳が活性化されます。
近年、大人の助けを待つ人が多く、問題が起こった時に泣いたり固まったりすることで周りの人が問題解決してくれるのを待っています。年齢があがってくると言葉にすることができるようになっていきますが、年齢が上がっても言葉にすることが難しいパターンもあります。
そういった際に園では、先に問題解決方法を伝えたり、気持ちを代弁してしまわず、子どもに質問を投げかけることで考える時間を持ち、その上でどうするかを自分で決めるようにしています。
ご家庭でも、問題が起こった時の第一声で「どうしたの?」や「何があったか教えて」など疑問文で尋ねてみましょう。まだ言葉にならない年齢でも考える瞬間を作った上で、代弁したり解決案を伝えていくことで自主性と思考する力を育みますので是非トライしてみてください。
最後に、このお便りに「登園管理について」というお知らせを入れております。今月、津山で2歳の子どもを車内に置き去りにし、死亡する事故がありました。その際、岡山市から出欠連絡の徹底をするよう通知が来ましたので、ルールを設定いたしました。すでに皆様には、欠席はもとより、遅刻やお迎え等の連絡もこまめにくださるようになり助かっております。これからも一層、欠席や遅刻等の連絡を忘れずに頂けるよう重ねてお願い申し上げます。
園長 尾曽越 桃子