梅雨時期ですが、今年は雨の日が少なく毎日プールを楽しむことができています。昨年はコロナ対策のため水遊びでしたが、今年は水を貯めてのプール活動ができることを嬉しく思います。
先日、参観日の代わりに動画配信するとお知らせしましたが、体調を崩しお休みする人が各クラスにいたため、配信が遅れております。7月上旬に動画配信をしたいと思っておりますので、もうしばらくお待ち下さい。
七夕コンサートは予定通り、クラスに分かれて実施致します。コンサートに向けて、子どもたちは練習を毎日頑張っています。
練習に取り組む中や日々の生活の中で、ボーッとしていたり、じっとできなかったり、集中するのが難しい子がいます。ここ数年、様々な原因を探っていましたが、その原因の中の一つが飲み物ではないかと思っています。なぜならその子どもたちに朝食の内容を聞いたところ、飲み物が「ジュース」という人が多かったからです。
ご存知の方が多いと思いますが、炭酸飲料500mlの飲料でおよそ40~60gの砂糖が入っています。例えばファンタグレープ500mlは60g角砂糖にすると15個分!なっちゃんオレンジでも13.4個分の角砂糖が入っています。
砂糖が多く入った飲み物を飲むと、血糖値が一気に上がります。そして膵臓からインスリンが分泌され血糖値を下げようとします。この血糖値の上下の振れ幅が大きいと、ボーッとしたり、自分の体をコントロールしにくくなったり、イライラしたり、やる気が出ないなどの症状が出ます。
朝、フルーツや野菜のジュースを飲む習慣があるご家庭があるかもしれません。100%だと体に良さそうですが、濃縮還元ジュースだと、砂糖を加えているものもあります。たまに飲む場合はいいのですが、毎日飲んでいると、糖分を一気に摂取するため、血糖値を一気に上げることになります。
また、朝、菓子パンやドーナツなどを食べる人も、お砂糖が多く入っているため、血糖値が上がりやすいです。
朝ご飯は、よく動く子どもにとってとても重要です。特に飲み物はお茶や水や牛乳など、砂糖が入っていないものを飲むようにしましょう。
理想は、血糖値の上昇がゆっくりとする低GI値の食品を摂ることです。ざっくりとお伝えするなら、フルーツジュースや野菜ジュースよりもフルーツや野菜。甘いパンは甘くないパン。白砂糖よりもきび砂糖や黒砂糖。白米よりも胚芽米や玄米。
人は食べたもので作られると言います。食習慣は健康だけでなくIQやEQにも影響するという研究結果が出ています。頭も体もスッキリ元気に過ごすために、変えられることがあれば、まず一つから決めて始めてみてください。
園長 尾曽越 桃子