創立者の言葉

0歳から10歳までの一貫教育・・・この年齢をどう育てるかで、人の一生が左右されると言っても過言ではありません。

0歳~2歳の時期は将来二度と廻って来ない黄金の時期(三つ児の魂百まで)と受け止め、ペアクラスを最初の出発としています。母と子が共に参加することで、子どもは安心して他者と打ち解け、仲間と楽しく環境吸収ができます。

環境吸収の最も高い、繰り返しの大好きな乳幼児期に、五感(視、聴、触、臭、味)をフルに回転できるよう、環境整備(人的、質的、物理的)をすることが大切です。子育ての原点は家庭にあり、子は親の真似をしますので、日常生活の中では親が先生です。私共職員も子ども達から多くを学びながら、よい手本となるよう日々努力し、子ども達と感動ある毎日を過ごしています。そして、家庭と園が車の両輪の如く同じ方向を目指し、早い時期に自主・自発性を促し、6歳~10歳までに『しっかりした意志決定ができる子』を目指しています。

また、幼児は体を動かす事が大好きです。足腰丈夫で体力がつくことで、心も育ち意欲につながります。体を動かしたり、合唱、合奏も大好きです。生の演奏・詩・俳句・絵本・昔話などを通して、美しいものを美しい、きれいなものをきれいと、心から感じ取り、悲しいこと、寂しいこと等いろいろの情感が味わえるよう、環境に取り入れ、感性を豊かにと考えます。そして、自然との関わり、草花、野菜等の栽培を通して水と土との遊びの中で、人間らしい感性も得られます。感育・体育・徳育・知育の調和のとれた全人教育のもとに、すべての生命(いのち)を大切に互譲共助(ごじょうきょうじょ)の精神を貫いてほしいと考えています。

創設者 尾曽越桜子