毎日蒸し暑い日が続きますが、子どもたちはプールに入れるかどうか毎日楽しみに過ごしてきました。熱中症情報等もチェックしながら外での活動を調節しています。水分補給や温度調節も気を付けていますが、体調を崩す人も多くなっていますので、一層気を付けて過ごしたいと思います。
明日から始まる夏休み期間には、毎年「はげみ表」を課題としてお配りしています。良い習慣をつくるきっかけになりますし、目標があると子どもたちの意識も変わります。
「毎日挨拶をします」「自分の出したものは自分で片付けます」「TVやYouTubeは1日○分までにします」「靴を揃えます」「泣かずに言葉で伝えます」など、それぞれのお子様に合わせたものがあると思います。
気を付けていただきたいのは、はげみ表を達成できるようにフォローをすることと、できない日の受け止め方(言葉がけ)です。
特に年齢が低くなるほどご家族の協力なしにすることが難しいです。例えば、靴を揃える目標の場合、一緒にしてみる。「できたね!」という言葉と共にはげみ表に色を塗る。そうすると達成感を味わうことができます。年齢が上がっても、子ども任せにせず、目標を思い出すような、前向きな言葉がけをしながら目標が達成できるようにしてみましょう。
次に、できなかった日の次の日の受け止めです。否定的な言葉をかけたくなる時もありますが、グッと我慢しましょう。明日は、どうやったらできるかな?と一緒に考え、できなかった日の声掛けを前向きにすることで、次の日へのモチベーションになります。また、帰ってきたときには靴を揃えたけど、トイレのスリッパは揃えなかったからダメ!などとシビアになりすぎてしまうと、そこで気持ちが切れてしまいやすくなります。いい塩梅を探りながら子どもたちの気持ちがはげみ表に向かうように、うまく導いてあげてください。
楽しいと感じる機会が多いと、継続するようになります。また、自分はできる!という気持ちになることが大切です。家族のサポートがあるからこそ頑張りながら取り組み、それが習慣になり、よい行動や思考に繋がっていきますので、最後の日まであきらめず頑張ってみましょう。
それでは、事故や病気やケガに気をつけて、充実した毎日をお過ごしください。
園長 尾曽越 桃子