梅雨入りしてから蒸し暑い日が続きますが、子どもたちはプールに入って楽しんでいます。雨が降り続きプールに入れる日が少ない年もありますが、今年は比較的入ることのできる日が多いように思います。7月も気温が高くなり、運動場で思い切り体を動かして遊ぶ時間が少ない分、プールを楽しみたいと思います。
12日は、こどもまつりを無事終えることが出来ました。ワニワニパニックやストラックアウト、宝探しに魚釣り、それぞれとても楽しかったようです。また、さくら会の皆様からのお菓子・ジュースを引き換えチケットと交換するときも、とても嬉しそうでした。ご準備頂き、ありがとうございました。
最近は、七夕発表会に向けて、ホールで練習をしています。そういった時に、集中し、自分の持てる力を出すために重要なのが朝の飲み物と食事になります。毎年この季節になるとお便りに載せていますが、
特に、飲料に気を付けていただけたらと思います。暑くなるとジュースや炭酸飲料、スポーツドリンクなどを多く飲むようになります。
砂糖が多く入った飲み物を飲むと、血糖値が一気に上がります。そして膵臓からインスリンが分泌され血糖値を下げようとします。この血糖値の上下の振れ幅が大きいと、ボーッとしたり、自分の体をコントロールしにくくなったり、イライラしたり、体がだるくなりやる気が出ないなどの症状が出ます。最近ではうつ病の原因の1つとも言われています。
一番砂糖量が多いとされる、炭酸飲料500mlの飲料でおよそ40~60gの砂糖が入っています。ファンタグレープ500mlは60g。角砂糖にすると15個分。なっちゃんオレンジでも13.4個分の角砂糖が入っています。
WHOでは1日の糖分摂取量は総摂取エネルギー量の10%未満に減らすように勧告しています。子どもは1日当たり25g(1~2歳は5g、3~5歳は7gが適量ともいわれています)に抑えると、さらに健康に良いと付け加えています。つまり、ペットボトルの飲料を飲むと、それで1日分の砂糖量を大幅に超えて摂取してしまいます。
朝、フルーツや野菜のジュースを飲む習慣があるご家庭があるかもしれません。100%だと体に良さそうですが、濃縮還元ジュースだと、砂糖を加えているものもあります。また本来の食物繊維の80%が失われているそうです。毎日飲んでいると、血糖値の上下が大きいので、飲む頻度を減らしてみましょう。
代わりに、お茶や水や牛乳など砂糖が入っていないものを飲むようにしましょう。すると、今までより落ち着いてきたり、かんしゃくが減ったり、活動に集中することができます。つまり行動や人格まで影響が及びます。よりよく過ごすために、ご家庭でも飲み物に気を付けて過ごしてみましょう。
園長 尾曽越 桃子