6月13日は恒例のこどもまつりを無事終えることが出来ました。全員集まってのビンゴ大会とくじ引きでは大盛り上がりでした。今年度はさくら会の皆様がスーパーボールすくいとくじ引きをしてくださり、華やかなお祭りになりました。心から感謝しております。
さて、今年の梅雨入りはとても遅く、やっと梅雨らしい日々が始まりました。梅雨になると気温やプールの水温が上がらず、規定の条件を満たすことができず、入ることが出来ない日もありました。気温の差が大きいうえに、湿度が高いので、体調不良の人達も多いです。来週からの7月の晴れ間には、元気にプールに入り、安全で楽しく蒸し暑さを乗り切っていきたいと思います。
そういった時に、だるさを軽減したり、集中力を保つ秘訣があります。
それは、飲料に気を付ける事です。暑くなるとジュースや炭酸飲料、スポーツドリンクなどを多く飲むようになります。
砂糖が多く入った飲み物を飲むと、血糖値が一気に上がります。そして膵臓からインスリンが分泌され血糖値を下げようとします。この血糖値の上下の振れ幅が大きいと、ボーッとしたり、自分の体をコントロールしにくくなったり、イライラしたり、体がだるくなりやる気が出ないなどの症状が出ます。最近ではうつ病の原因の1つとも言われています。
一番砂糖量が多いとされる、炭酸飲料500mlの飲料でおよそ40~60gの砂糖が入っています。ファンタグレープ500mlは60g。角砂糖にすると15個分!なっちゃんオレンジでも13.4個分の角砂糖が入っています。
WHOでは1日の糖分摂取量は総摂取エネルギー量の10%未満に減らすように勧告しています。子どもは1日当たり25g(1~2歳は5g、3~5歳は7gが適量ともいわれています)に抑えると、さらに健康に良いと付け加えています。つまり、ペットボトルの飲料を飲むと、それで1日分の砂糖量をはるかに超えて摂取してしまうということになります。
朝、フルーツや野菜のジュースを飲む習慣があるご家庭があるかもしれません。100%だと体に良さそうですが、濃縮還元ジュースだと、砂糖を加えているものもあります。また食物繊維の80%が失われるそうです。毎日飲んでいると、血糖値の上下が大きいため、飲む頻度を減らしてみましょう。
代わりに、お茶や水や牛乳など砂糖が入っていないものを飲むようにしましょう。すると、今までより落ち着いてきたり、かんしゃくが減ったり、活動に集中することができます。つまり行動や人格まで影響が及びます。よりよく過ごすために、ご家族で夏の飲み物の選び方に気を付けて過ごしてみて下さい。
園長 尾曽越 桃子