昨年冬に植えたチューリップが咲き誇り、あちらこちらの桜が見ごろを迎えています。子どもたちが待ちに待っていた虫たちも動き始め、春を感じる今日この頃です。
昨年度は「どの子も育つ 育て方一つ」を大切に1年過ごしてきました。子どもたちと接する中で、心配に感じるところがあったり、今はまだ難しいかもしれないと思うときがあったりしますが、どの子も毎日育っている。うまくいかない時には、方法を変えてやってみよう!と育て方の工夫をし続けます。すると子どもたちはいつの間にか大きな成長を遂げています。引き続き、子どもたちの成長を強く信じ続けながら毎日接していきたいと思います。
今年度は肯定的な語りかけとかかわりを意識して1年を過ごしたいと思います。毎年4月に職員全員で研修を実施していますが、この4月の研修のテーマがこのテーマになります。研修の際にはワークをします。最初のワークを以下に載せますので、是非、保護者の皆様も取り組んでみてください。
食事の前に、〇〇さんが手を洗わずに座りました。ご飯が食べたいと怒っています。「手を洗わない子には、ご飯はないよ!」「毎日言っているのに、わからない子だね」と言いました。
肯定的な語りかけやかかわりを考えて「 」に書き込んでみましょう。
「 」
ワークなので少し強めの言葉やかかわり方になっていますが、どのような言葉やかかわりを考えられましたか?
相手の存在を否定する態度や言葉は、相手を「できない」「下」の存在としていたり、ほかの子どもと比較したりすることから出てきます。
相手を「成長している」「対等」な存在として意識すると言葉も代わってきます。また、行動を否定する言葉が出てしまうときには、してほしいことを具体的に伝えるようにすると肯定的になります。
肯定的な関りは、相手との信頼関係を築くことができ、子どもたちの自己肯定感が高まり、積極的な行動に繋がっていきます。是非、ご家庭でも以上のポイントを意識してトライしてみてください。皆様と、職員と共に、子どもたちが豊かに成長する一年になることを心から願っています。今年度もどうぞよろしくお願いします。
園長 尾曽越 桃子