今年も暑い夏が終わらず9月になっても35℃を超す日がありました。近年、平均気温が高くなってから、特別警報が発令されるような豪雨被害が多くなったように思います。
秋分の日の連休には、今年1月に地震で大きな被害を受けた能登半島が、豪雨によって被災しました。地震の被害から立ち上がろうとしている時に、豪雨被害を受けられた方は本当に心の砕けるような思いだったと思います。被災された皆様ならびにご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
連休が明けた24日のおにぎり募金に、子どもたちがいつもより多い金額のお金を「石川の人に届くかな」と募金箱に入れている姿を見て感動しました。こちらから声をかけずとも、災害や紛争等のニュースを見て被災した人に気持ちを寄せている子どもたちの心に大きな成長を感じました。そこで、10月は能登半島で被災された方々のためにおにぎり募金を寄付いたします。子どもたちの想いが被災者の方々に届き、力づけて差し上げられることを願っています。
振り返ると2018年の西日本豪雨の際には、多くの都道府県の方々がボランティアに来てくださり、物資や様々な費用の寄付をしていただきました。災害大国である日本は昔から「困ったときはお互い様」というように、お互いを助け合ってきました。いざという時のチームワークは素晴らしいと思います。子どもたちにも岡山が困った時や日本が困ったときに、他の地域方々が助けてくださった時の話をしたり、困っている都道府県や他の国のことなどを伝えながら、助け合う心を一層、育んでいくことができればと思っています。
最後に、28日のバザーでは、保護者の皆様にご尽力いただき心から感謝申し上げます。コロナが流行してから、バザーを数年間やっていなかった分、大変なご苦労もあったことと思います。さくら会執行部を始め皆様が多岐にわたりご準備頂き、本当にありがとうございました。
園長 尾曽越 桃子